2011年10月5日水曜日

屋形島神楽の写真

二日間、忙しいお祭りだった。

昨日から二日で五演目も舞い、足がぱんぱん。

あしたはきっと筋肉痛。

では写真を・・・



前日の準備しめ縄造り


職人技。やってみたけど綺麗にできない


婦人会はサバ寿司造り


こちらも職人技


恵比寿大黒


人数少なくてもはっちゃける大人


昔から変わらない光景


綱切り面


かっこよかった


人口が少なくなっても、子供がいなくなっても、昔を変わらないテンションにびっくり。

腰が痛いだの、膝が痛いだのいうけど、島の人はみんな神楽が好きなんだと感じた。

ああ楽しかった。


all photo by chisato





たけし

2011年10月1日土曜日

神楽

毎年10月の初めの巳の日(今年は10月4,5日)、屋形島の厳島神社では神楽を奉納する祭りがある。

昔から代々伝えられてきた神楽はなぜか伊勢神楽。


おととしの祭り
photo by chisato



こどもの頃からこの祭りが楽しみで仕方なかった。

当時はこの時期が近付くと島中の子供らが集会所に集まり、神楽の練習を毎晩していた。

下は小学校低学年から、中学生まで。

子供らが集まるというだけで、すごく楽しく練習もそこそこに遊んでばかりいた。

そのときは年齢はばらばらだけど10数人は子供がいたと思う。


本番は10月初めの巳の日の前日の夜がはじまりで、島中の住民が狭い神社に集まって騒いだ。

芝引き舞などで鬼の面を被った大人相手に芝を引く子供ら

名前は忘れたけど、千鳥足で舞う踊り手にみんなでのしかかっていったり

心から楽しかった記憶がある。


その当時でも住民が少なくなっていて、祭りの演目の一部が削られていたらしく、もっと昔、うちの父親が子供のころは夜遅くまでやってたらしい。


photo by chisato



その祭りもいまだにあるものの、舞い手は少なくなり、いまではほとんどの演目が削られている。

おれも子供の頃舞ってた演目をいつも舞ってはいるのだけど、島も年寄りが増え、それなりに長い時間舞う神楽はなかなか大変らしく、参加者も減る一方。

子供ながらに見てて、島のおっちゃん達が舞う神楽はどこの神楽よりかっこいいと思ってた。

舞うのも見るのも好きだった。


神楽をするには人数がどうしてもいる。

大太鼓、小太鼓、笛、舞い手など、交代でやらなきゃ体力がもたない。


ここまで過疎化が進むとどうしようもないんだけどね。


去年のにじのみさきまつりの準備の時、ろくさんと島のおばちゃんに屋形島の神様について話を聞く機会があったが、

うちの島のご神体は船に乗って宮島の方から運ばれてきたらしく、その神様は三姉妹のひとりらしいが、たぶん宗像三女神で、たぶん市杵嶋姫命だと思う。厳島神社だし。

そして、市杵嶋姫命は弁才天と同一視されるらしく、ということはインドでいえばサラスヴァティ!!


インドのサラスヴァティ



大好きなインドの神様が屋形島に祭ってたという不思議な縁。

それだけでおれは嬉しいけど。


そんなこんなで今年も開催される神楽。

もう数年後には人数不足であるかどうか。。。


大切に舞いたい。








たけし

2011年9月2日金曜日

9月の空 & マンデン王国vol.5 アフリカ村祭り

お盆以降忙しく、あっという間に8月も終わった。

親戚や知人が屋形島に遊びに来たり、

同窓会があったり

佐伯の粋な若者達『佐伯盛上隊』の主催するBON-FESに出店してみたりと、

ばたばた8月も過ぎて行った。


9月の最初の日。

台風が接近する前の夕焼けがすごく綺麗だった。



photo by chisato

photo by chisato

毎日空の色が違って、海も山も景色も違う。

同じ景色を二度と見る事はない。

日本の四季はそんな事をリアルに教えてくれる・・・



話は変わって。9月も色々盛沢山で、、、

9月18日、うちのかみさんも参加している大分の元気娘BEN☆KANの主催するマンデン王国アフリカ村まつりというイベントが別府であります。






以下コピペ~



今年もやってきました!マンデン王国~アフリカ村まつり Vol.5~


皆様の応援と支えにより、大分にアフリカの風を吹かせてから、今年で5年目を迎えます!
皆の笑顔が360度広がる輪ができ、素敵な王国が築かれていく中、自然が巻き起こすパワーに愕然とした震災。皆の笑顔が絶えないように、マンデン王国に参加する皆の気持ちと力が一つになり、大きなパワーになれ!っという想いから、今年のテーマは「One(ひとつ)」。
大分の仲間達で結成された「Ya Yu 大分」には、ウォロフ語でママという意味を持つ。ママは強く、そして温かい。
そんな仲間達がひとつになった元気パワーを大分から発信し、これからも沢山の片と繋がって、笑顔と元気に満ち溢れた輪が広がりますように・・・・☆


時:   2011年  9月18日(日)
時間: 12:00~17:00

料金: ¥1500 (中学生以下 無料!)

場所: 別府コミュニティーセンター
別府市上野口町29-13  Tel 0977-24-5320


問い合わせ:090-4514-3788 (ベンカン)




スペシャルゲスト!!!!!

 火の国AFRICA(From 熊本)

2007年結成。それぞれ熊本で活動していたアフリカンミュージック好きが集まって出来た、バレエスタイルのグループ。
力強い音楽とシンクロするダンスで、皆さんを元気にします!


◆ メタルギニー (From 千葉)

ギニアの首都コナクリで出会った仲間を中心に結成。関東や関西などでライブやワークショップを活動中!
師匠のモハメドバングーラ氏のジャパンツアーに同行し、サポートを務める。現地コナクリの熱気を思い出させるライブパフォーマンスは必見!



以上~


9月10日にも佐伯市である『げんき祭り』にも緋扇貝出店します。








たけし

2011年8月14日日曜日

花火

このあいだ行った花火の写真。

失敗みたいな写真が多いけど、個人的に好きです。

いわゆるいい写真だとか、下手な写真とかよくわからんけど、おもしろい。

写真を撮るのにはまった夏。





























たけし

2011年8月7日日曜日

島のおっちゃんの背中

今日は地区清掃。

人口の少ない屋形島ではほぼ全員出動。

みんなそれぞれ忙しい中の地域行事。

こんなに小さな島だと、自分の都合や用事より、コミュニティー内での助け合いが大切になってくる。



先月のビーチクリーンと台風後の片付けでほとんど浜の方は終わってたので、メインは草刈り。

島の奥の、昔、畑だった広場をやった。







運よく天気はうす曇り。

蒸し暑いがカンカン照りでなく助かった。

それでも、一日中草刈りしてたら汗はだくだく。

なんでこういう行事は夏に多いのだろう。


それにしても、なによりもびっくりなのが、島のおっちゃん達の体力というか根性というか。

わりかし若い人の方がついていけてない。

おれが一番若いんだけど、たぶん一番バテてた。


いまどきというか、俺だけかもしれないけど、

昔の人に比べて、体力も根性もない。

こういう時は、若いもんには負けんと、おっちゃん達が無理して頑張るんだろうけど、

こっちがおっちゃん達についていくので必死。

でも、やっぱり、おっちゃん達も疲れてるんだなと思った。

俺と違ったのは、疲れてても、愚痴もこぼさず、顔色ひとつ変えずにやれる精神力だと思った。

その昔、まだ日本がこんなに豊かではなかったころ、

一生懸命働いて忍耐力を養ってきたのだろう。

こんな田舎では特にそうかもしれない。


俺は最初、ほんとにきつくて、いつ終わるのかとか、もうそろそろいいんじゃないかとか考えながら草を刈ってた。

そして、あるピークを越えたころ、おっちゃん達のタフさに敬意を覚え、おれも頑張ろうと思いがむしゃらにやった。

さらに、あるピークを越えたら、ただ集中して、いろいろ考える事が減って、ただひたすらやった。

最初がネガティブとしたら

次がポジティブ

最後がフラット


一番きつかったのがネガティブの時で

次にきつかったのがポジティブ

最後がフラット


疲労感は心に依存してたのだ。

心が落ち着いて肩の力が抜けたころ、きついはきついにしても、そのきつさをいちいち考えない分、疲労感が消えていた。


だから、すべて心次第。


心がここにあれば、心は無色となり、心は自由になる。



ともあれ、おっちゃん達の精神力には感服です。

わたくしもそのようにタフに生きれるよう身近な先輩方の背中を見て生きよう。





たけし

2011年8月1日月曜日

海中散歩&磯焼け

最近、運動不足&お腹がでてきたので、

仕事が終わって、ダイエットも兼ねた一人シュノーケリングをたまにする。


海中は一面青の支配する世界で、黄色い魚や赤い海藻や白い貝殻、岩などが見える。

なにより水中の浮遊感が心地好い。

水の中で聞こえる音は普段聞こえる音とは全く違う種類の音。

まるで魚になった気分。

ダイバーが海にはまる気持ちがいまさらわかった。

実際魚がいたり、水の音で落ち着いたりとかよりも、海とひとつになれる気がするのがなんとも言えない至福。

個がすべてに溶け込むように。

おれはおれじゃなくてもいい。

海の中にいるようなうた。





・・・


という一面もあれば、ちょっと前に行った青年漁業士の総会での話を思い出す。

磯焼けという現象が各地で起きている。

磯焼けとは海中の底の藻類がなくなって、生態系の乱れを起こしている現象。

蒲江近辺の海は磯焼けが特に酷いのだとか。

確かに藻類、海藻類がほとんどない。

原因は様々あるみたいなのだが、やはり水温の上昇。

これにより、低温になると食欲の落ちる魚が冬の間でも食欲がなくならず、

藻類、海藻類を食べるらしい。

ほかにもウニの異常発生で藻類が食べられたり・・・

もっと複雑にいろんな原因が絡み合っているのだろうから何が原因とははっきりしないのだろうけど。

海水温の上昇には原発の高温の廃水が関係してるのではないかという話もでた。

瀬戸内海には伊方原発がある。

この因果関係ははっきりとした調査があるわけもないので事実かどうかはわからないが。

以下参照サイト





・・・


そうそう。

海の散歩の話でした。

自然とともに暮らしている人類にとって自然とは共存するのが好いと思う。

利用するのではなく・・・

そんな風に自分もありたい。



photo by chisato




たけし

2011年7月27日水曜日

アルナーチャラの追憶

ふと、思いだしたことを・・・



二年前、2009年の2月、南インドのティルヴァンナマライという町を訪れた。
その町にはシヴァ神そのものとされるアルナーチャラという山がある。


アルナーチャラ山


ふもとには南インドの聖者、ラマナ・マハリシが生涯をおくったというアシュラムがある。


ラマナ・マハリシ


そこに引き寄せられてこの地にきた。

町は南インド最大の都市チェンナイから南西に200kmのところにある田舎町だ。

それにも関らずヒンドゥー教の巡礼者やインド人観光客が絶えないのは、それほどアルナーチャラ山がヒンドゥー教徒に篤く信仰されてきたのだろう。

アルナーチャラで特に象徴的なのは満月の夜に行われるギリプラダクシナ。

ギリとは丘、プラダクシナとは聖なる対象を右回りに回ること。

つまり、アルナーチャラを右回りに回る巡礼。

満月の夜には、そのギリプラダクシナをするためにインド各地から沢山の巡礼者がやってきて、朝から晩までアルナーチャラの周りを回り続ける。

もちろん、満月の夜でなくても、アルナーチャラの信者は回るし、外国の信者の中にもしょっちゅう回っている人もいる。

もちろん、おれもまわった。


満月の夜じゃない日も現地で出会った日本人と一緒に何度か回ったけど、満月の日は特別だった。

満月の夜は、一人で回ろうと思い、サンダルを脱いで、裸足でただひたすら歩こうとおもった。

家族連れの巡礼者やオレンジの僧衣をまとったサドゥーなどがそれぞれただ歩く。

厳粛な顔をしてる人、楽しそうにしてる人、途中の出店で休憩してる人。

周りはお祭り騒ぎでがやがやしてるというのに静寂があたりを包んでる感覚。

ざわざわしてるのに静かで、自分の思考が通り過ぎるのをひとつひとつ吟味していて、足に出来たまめの痛みはどこか遠い。

最後の方は不思議な至福に包まれて涙まであふれてくる。

達成感とも違う感動。

この体験は初めてじゃない気がした。

けど、思い出せなかった。



そんなことを今日思い出した。

懐かしい感じがするけど、あの体験は今も生きてる。

あのとき、なぜ、あの場所であの体験をしたのか、

それはわからないけど

やはり、ラマナ・マハリシと満月とアルナーチャラが関係してるのだろうか・・・








たけし