2011年8月7日日曜日

島のおっちゃんの背中

今日は地区清掃。

人口の少ない屋形島ではほぼ全員出動。

みんなそれぞれ忙しい中の地域行事。

こんなに小さな島だと、自分の都合や用事より、コミュニティー内での助け合いが大切になってくる。



先月のビーチクリーンと台風後の片付けでほとんど浜の方は終わってたので、メインは草刈り。

島の奥の、昔、畑だった広場をやった。







運よく天気はうす曇り。

蒸し暑いがカンカン照りでなく助かった。

それでも、一日中草刈りしてたら汗はだくだく。

なんでこういう行事は夏に多いのだろう。


それにしても、なによりもびっくりなのが、島のおっちゃん達の体力というか根性というか。

わりかし若い人の方がついていけてない。

おれが一番若いんだけど、たぶん一番バテてた。


いまどきというか、俺だけかもしれないけど、

昔の人に比べて、体力も根性もない。

こういう時は、若いもんには負けんと、おっちゃん達が無理して頑張るんだろうけど、

こっちがおっちゃん達についていくので必死。

でも、やっぱり、おっちゃん達も疲れてるんだなと思った。

俺と違ったのは、疲れてても、愚痴もこぼさず、顔色ひとつ変えずにやれる精神力だと思った。

その昔、まだ日本がこんなに豊かではなかったころ、

一生懸命働いて忍耐力を養ってきたのだろう。

こんな田舎では特にそうかもしれない。


俺は最初、ほんとにきつくて、いつ終わるのかとか、もうそろそろいいんじゃないかとか考えながら草を刈ってた。

そして、あるピークを越えたころ、おっちゃん達のタフさに敬意を覚え、おれも頑張ろうと思いがむしゃらにやった。

さらに、あるピークを越えたら、ただ集中して、いろいろ考える事が減って、ただひたすらやった。

最初がネガティブとしたら

次がポジティブ

最後がフラット


一番きつかったのがネガティブの時で

次にきつかったのがポジティブ

最後がフラット


疲労感は心に依存してたのだ。

心が落ち着いて肩の力が抜けたころ、きついはきついにしても、そのきつさをいちいち考えない分、疲労感が消えていた。


だから、すべて心次第。


心がここにあれば、心は無色となり、心は自由になる。



ともあれ、おっちゃん達の精神力には感服です。

わたくしもそのようにタフに生きれるよう身近な先輩方の背中を見て生きよう。





たけし

0 件のコメント:

コメントを投稿